スイスの洋装店の店主がウインドウに飾ったリバーシブルのコート、裏地もお客様に見て頂きたくて裾を糸で引き、固定して裏生地を見えるように工夫したのがディスプレイの起源と大先輩から聞きました。

いつの時代の事なのか、実話なのかは分かりません。しかし夢があり、その時の店主の想いが伝わる大好きなエピソードです。

その話を聞いた時から私のコンセプトは『ディスプレィとは物言わぬセールスマン』
時が経つにつれ何となく、おざなりになっているファサードウインドウ、ケース、店内、空間のディスプレィを見直し、手を加える事でそれぞれの独自性を表現するお手伝いをいたします。

外を歩いているお客様に足をとめていただき、店内へ誘導するのがウインドウ・ディスプレイの役割。

お店の顔としてアイキャッチを作り、足をとめていただき店内へ誘う。店内外のディスプレィは重要です。

ファサードウインドウと店内のイメージの連動の考え方、ディスプレイする商品の選び方のお手伝いをいたします。

毎日の掃除、整理整頓がディスプレイの基本。

ライトは商品にあたっているか、切れていないか、商品やプライスの向きは乱れていないか、ガラスに汚れはないか、日々意識します。

商品を見易く、探し易い環境を整え、お客様の目線に立ちチェックする事を日々のルーチンワークとして楽しみながらディスプレイを取り入れるお手伝いをいたします。

家の中でも、ディスプレィを取り入れられます。
わざわざ買い足さず、無理をせず、家にある物を組み合わせる。
テーブルコーディネート程大がかりでなく、日頃眠っている器をも一度見直しましょう。テーブルの上が、目線が変わります♪
セット物に拘らず、和洋にも拘らず、取り混ぜて使ってみましょう。